サイパン慰霊の旅

日本人戦没者の碑

宿泊で利用したサイパングランドホテルは、2012年6月1日からカノアリゾートサイパンに改称した。リノベーションに伴う名称変更だった。「カノア」はハワイの言葉で、「自由な・開放的な」を意味するそうだ。

 

所在地はサイパン島の南西ススペ地区、この地区の海岸線を南に少し行けば、かつて太平洋戦争時に米軍が上陸した「チャランカノア米軍上陸地」へと続く。

 

◆ホテルの敷地内にある戦没者慰霊碑

 

 

 

◆ホテル近くの日本人戦没者の碑

ホテルを出て、ビーチロード(ルート30)を徒歩で10分ほど南下してルート309と交差する所に、日本人戦没者の碑がある。

 

お参りする人は、サイパンに住んでいる日本人か?

 

 

◆中部太平洋戦没者の碑

ラストコマンドポスト周辺には、中部太平洋戦没者の碑、おきなわの塔、太平洋韓国人追念平和塔など、多くの戦没者慰霊碑が建立されている。2005年には当時の明仁天皇・美智子皇后が、中部太平洋戦没者の碑を慰霊のため訪問されている。

 

 

この碑の背後には、マッピ山の切り立った崖がそびえる。サイパンの戦いの末期、北へ北へと追い詰められていった日本兵・民間人が、バンザイクリフと同様に、崖の上から身を投げて自ら命を絶った。このことから、この崖は「スーサイドクリフ(自決の崖)」と呼ばれている。