縄文の丘の今(2)

縄文の丘の上に見える建物は市民病院、それの背後に回り込めば丘の先端に出ることができそうだ。そう見当をつけて、病院脇の空き地に車を駐めて徒歩で向かった。病院の周囲には大きな駐車場があって、その辺りまでは車を進めることができが、その先は細い未舗装の道となっていた。

こんな所で猫と遭遇。チョコとよく似た毛並みの子猫で、近づきすぎるとぴょんぴょん跳ねるように逃げていく。右目が濁っているのが気になった。

子猫の背後の壊れかけの車が気になったので、反対側に回ってみた。一応屋根に覆われているので、まだ何かに利用しているのだろうか。

さらに歩みを進めていくと、農作業をしているおばさんの姿が見えたりして、畑中の農道の雰囲気になってきた。縄文遺跡の発掘調査は、市民病院の建設予定地だけで行われたのだろうか。それとも周辺の農地でも行われたのだろうか。いずれにしても、いま眼の前に広がる農地の下には、今でも縄文の遺跡が眠っていることだろう。

野菜の直売所があった。看板によれば「収穫体験型」となっているから、自分で収穫して、「セルフ」とあるから料金はどこかにある箱にでも入れておくのだろうか。

畑が尽きた辺りに、ひときわ立つ双子の大きな樹が見えた。たぶんあの樹が、ふるさと広場から丘を見上げた時に、眼に入ってくるあの二本の樹なのだろう。あそこまで行けば、ふるさと広場を眺め下ろすことができるに違いない。

 

ただ、そこに行くには畑に足を踏み入れて進まなければならない。無断で他人の畑に入ることは、やはりためらいが伴う。辺りに人がいれば、尋ねてみるところだがあいにく誰もいない。またの日に来ることにして、ふるさと広場へと向かった。

 

2021年09月17日|日乗:日乗|ふるさと広場:ふるさと広場